訪問リハビリテーションと訪問看護の違いとは

訪問看護と訪問リハビリの違いとは 訪問看護

訪問リハビリテーションと訪問リハビリ。


「訪問リハビリテーション」「訪問看護ステーションからのセラピストによる訪問」は、どちらもお客様のご自宅に訪問してリハビリテーションを行うサービスです。

この二つにはどのような違いがあるのでしょうか。

訪問リハビリ

訪問リハビリテーションとは、病院、診療所、介護老人保健施設の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がお客様の自宅を訪問し、理学療法・作業療法・嚥下訓練等のリハビリテーションサービスを行うことです。



病院やデイサービス等、自宅外で行うリハビリと違って、住み慣れた環境でリハビリを実施することができるため、実際の生活環境に添った訓練ができること、利用者本人がリラックスして行えるという強みがあります。

訪問看護ステーションからのセラピストによる訪問

訪問看護ステーションからのセラピストによる訪問リハビリとは、主治医の指示に基づき、理学療法士等のセラピストが、このサービスを必要とする方の生活の場である家庭を訪問し、健康上の問題や生活上の障害のある方々に対して専門的なケアを提供するサービスです。

それぞれの違い

運営母体の違い

訪問看護と訪問リハビリは、運営母体が異なります。

訪問看護
訪問看護ステーションから、セラピストが各お客様のご自宅に伺うことになります。訪問看護ステーションの運営は、株式会社等の営利法人が行うことができます。

訪問リハビリ
訪問リハビリテーションは、病院、診療所、介護老人保健施設又は介護医療院のみ開設することが可能。株式会社等の営利法人では開設ができません。病院内に訪問リハビリを併設しており、同病院のセラピストが兼務することが多いです。

勤務するスタッフの違い

属するスタッフにも違いがあります。



訪問看護では、開設するために『看護師が2.5人以上』必要なため、看護師が3名以上います。

一方訪問リハビリでは、『専任の常勤医師が1名以上』となります。
*常勤医師は病院との兼務が可能です

ですので訪問リハビリでは、スタッフは基本的にセラピストと医師で構成されます。

介入時間の違い

訪問看護と訪問リハビリでは、介入時間が異なることがあります。

訪問看護
訪問看護ステーションからのリハビリでは、介護保険の場合は、週120分または週3回まで介入可能です。
医療保険は、疾患や状態によって変化しますが、基本1回30分~90分、週3回までとなります。

訪問リハビリ
介護保険の場合、訪問看護でのリハビリと同様に週120分を原則としますが、退院後3ヶ月以内は週240分までなど、退院後早期介入が必要な場合は、介入時間の延長が認められます。

このように、【訪問看護での訪問リハビリ】【訪問リハビリ】では、最終的に行うサービス自体は似ていても、いくつか違いがあることがわかりました。

運営母体や勤務するスタッフの違い、サービスを受ける対象者に違いがあります。

さらに細かく違いを挙げると、サービスを受ける対象者の病状の違いや、勤務するスタッフの平均給与等もあります。

両者に違いはあれど、共通しているのはサービスを受けるお客様の生活を支えるためのリハビリテーションを行う、ということですね。

おうちのカンゴは、東京都23区内中心に12拠点ある訪問看護ステーションです。

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