訪問看護師の平均年齢はどのくらいなのでしょうか？
【ベテランが多いイメージ？】
【看護師の平均年齢と大きく変わらない？】
なんとなく平均年齢が高いイメージを持っている人も多いと思います。
厚生労働省が発表しているデータをもとに、訪問看護師の平均年齢についてついて解説して行きます。
看護師全体の平均年齢
まず看護師全体の平均年齢についてです。
40歳代が約28%と一番高い割合となります。
(40~44歳、14.2%、45~49歳、13.6%)
次に30歳代が多く、約23%です。
(30~34歳、10.8%、35~39歳、12%)
厚生労働省：令和２年衛生行政報告例就業医療関係者_概況
訪問看護師の平均年齢
それでは訪問看護師の平均年齢はどうでしょうか。
厚生労働省によると、訪問看護師として働く看護師さんは、40代が多く、全体のおよそ4割を占めています（2018年末現在）。
20代は4％、30代は19％です。
出典：平成30年衛生行政報告例（就業医療関係者）
訪問看護は夜勤がない事が多いので、体力的なゆとりを求めて、ある程度経験を積んだ看護師が病院から転職することも多いようです。
現状では平均年齢が高い訪問看護師ですが、訪問看護の需要が高まっていることや高齢化社会の進展により、今後は若年層の訪問看護師も増えていく可能性があります。
労働環境の改善や職場環境の整備により、健康で長く働ける環境が整えられれば、若い世代の看護師の訪問看護業界への参入も増えていくでしょう。
下記資料は、就業先別にみた看護師の人数ですが、訪問看護師自体、全体の看護師数に対して少ない状況にあります。
厚生労働省：令和２年衛生行政報告例就業医療関係者_概況
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